フレシネ レゼルバ・レアル キュヴェを最高級をカバの見本として味わいました。奥行きと厚さ、アフターの長さで満足のゆく泡でした。ただ、カバとしてはお値段がシャンパン並みなのが好みで分かれるところでした。
アルバリーニョはさわやかなキレと花のような香りで冷たく冷やしてこの季節にはおいしく感じました。
スペイン固有品種のメンシア種をペタロス ホセ・パラシオスは新進製造者に名前を恥じないとてもおいしいモダンな作り。メルローを思わせる妖艶なワインになっていました。マルケス・デ・リスカルはドライチェリーや土のニュアンスに伝統的な樽香がまざったリオハの故郷のような味わい。ペスケラティントは明るい色合いのとおりの、ミディアムボディのチャーミングなフルーツ感が魅力的。
1997 ティラントはプリオラートのロラントラのものですが、いわゆる現代スーパースパニッシュに共通する、グルナッシュやカリニャンにカベルネソービニヨンとメルローを混醸したもので、枯れたバラ、チェリー、カシスリキュール、ドライハーブやシナモンなどのスパイスに土やミネラル感が混じりアフターも長く、地方色と現代色がまざった深く飲みごたえのある充実感を感じるワインでした。
最後はエミリオ・ルスタウのアモンティヤード・オロロッソ。やや厚みのあるアモンティヤードはドライなシェリーで口の中をリセットしてくれるおいしさでした。
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