2012年11月4日日曜日

カリフォルニア その2

9月に引き続きカリフォルニアです。面白かったところでは、2004パインリッジ シャルドネは落ち着いたゴールド色で果実味が落ち着き、ナッツのような香りを酸がしっかりと支え、非常に美しい熟成を遂げていた。

同じ2004のダッチャークロッシングカベルネソービニヨンも落ち着きクローブや枯れた草、シナモンなどが交じりプライムリブのようなジューシーな牛肉が全く合いそう。

2007グロース カベルネソービニヨンは良年のナパヴァレーのエレガンスが感じられた。同じく2007のリッジゲイザーヴィルは古典的ジンブレンドで赤や黒のベリー系の香りや軽いスパイスが飲んでおいしい。

翌週には古いものでは
1998 プライドマウンテン シャルドネ、これは私がナパ本を書くときにマヤカマス山地を登ってたどり着いたプライドで買ったもの。畑は小さい斜面のポケットのような場所で、鳥保護のネットがかけられていて、その気温、高度、地形から間違いないと確信して大事にセラーで保存していたもので空けるを楽しみにしていたものだ。期待をうらぎらない落ち着きの中に凝縮感を失わず果実が一体となり、甘みははちみつのニュアンスを伴いを酸は未だ生き生きと上質のブルゴーニュの熟成にも決して劣らない。

1999ケンドールジャクソンのリザーブジンファンデルもワインメーカーから贈られたもので、10年以上も経ておいしく熟成していた。前回とともにジンの熟成を証明してくれた。

2008ナパヌックはまだ若いが果実の複雑さとミネラル感、ハーブ、スパイスなど、これまた熟成が期待できる楽しみを先飲みした。