シャトーヌフ・デュ・パプでは2008ドメーヌ・ボーカステルがローヌらしい。作り手の力や南フランスの風土を感じさせるタペストリーのような滑らかさで秀逸でした。また、彼らの白はコート・ド・ローヌACながら、丸みとフレッシュさとを融合させ、アロマティックすぎずにとても美味しく良い作り手のローヌ白を再認識させられた。 2009ドメーヌ・タンピエ ら・トルティーヌはバンドールを代表すムールヴェードルの日差しの暖かみと滑らかなタンニンが秘めた酸やパワーを持ちながら自然でやさしい味わい。
プロヴァンスではドメーヌ・トレヴァロンが洗練された新世界ワインのようでありながら、しつこさのない洗練度でいつもながら秀逸品。
ドメーヌ・クロ・マリの2008 レ・メテリー・デュ・クロはヴィオ臭で好みが別れたが、まだ飲むには早すぎのような強さが感じられ熟成後に飲んでみたい。野生ブドウやミネラル感などがワイルドでした。