2014年9月17日水曜日

ローヌ

ドメーヌ・ロレンス クレマン・ド・リムーはまだ暑さが残る夕べには清涼でした。シャンパーニュ方式で作られており通常のシャルドネやピノノアールに加えてシュナンブランやモーザックが含まれているので若いのに蜂蜜のような味わいやら、花の香りが特徴的でした。バンドール・ロゼはオニオンスキンの色合いで心地よい苦みを伴う辛口で魚のアペタイザーにぴったりでした。

ギガルの2009 クローズ・エルミタージュは軽やかな飲み口で口ならし。次に2009 ポールジャブレ ジゴンダスはしっかりした黒ベリー系の香りに厚みのある味わいで人気がありました。2011 クロ・デュ・カイユ・コート・デュ・ローヌ ブーケ・デ・ガリーグも濃い口の黒ベリーや熟したプルーンなどの香りと味わいに、しっかりした酸や控えめながらまろやかなタンニンで全体的なバランスが良い。 

2005 シャトー・ボーカステル シャトーヌフパプは13種にのぼる地元の品種が混ぜられているのが納得される複雑さと熟成を経た統一感で、圧倒する完成度でした。甘草のような甘いハーブやら、乾燥ポルチーニが思わせる野性的な濃縮感のある香りや土のニュアンス、よく熟したプルーンやベリー系の味わい、なめらかなタンニンなど満喫できるワインでした。