2012年6月10日日曜日

5月 プロヴァンス特集

アップが遅くなりましたが、爽やかな5月は南仏プロヴァンス特集でした。
ボルドーのスパークリング、NVプルエット・プレステージ ブラン・ド・ブランは泡が細かくきれいな仕上がりで、リンゴの香りを伴うシャルドネのエレガントさが際立ち、それからのプロヴァンスの導入にふさわしい。

2010ドメーヌ・タンピエのバンドールのロゼはザクロやかんきつ類の花の香り、潮風を感じると心地よい酸や苦みでとても美味でみなさんにも大好評でした。どんなアペリティフにも合うような気がしました。同じくドメーヌ・タンピエの2008バンドールルージュはムールヴェードルはブルーベリーやプルーンの温かみが感じられる滑らかさと細かいタンニンで納得。

2003 ドメーヌ・オーヴェットのレ・ボー・ド・プロヴァンスはカベルネの慣れた香りが最初に感じられるが、シラーのスパイスやグルナッシュの甘さが混じる。どちらかというとニューワールドワインのようなブレンド感がある。2003 ドメーヌ・ド・ラ・モナディエールのヴェラケスはまさに飲みごろで、ワインとしてのバランスが非常に良く、溶け合ったフルーツ感と滑らかなタンニンが想像以上の良さでした。2010ドメーヌ・サンタ・デュックは骨格のしっかりしたワインで甘草、ブラックベリーなどの香りに樽感を伴うパワフルなワイン。どれも南仏の個性をしっかりと出したワインでした。