2012年2月23日木曜日

ボルドー左岸

ボルドー左岸、サンテステフから比較を始めました。また、シャトーワインとセコンドラベルの違いも試しました。2級モンローズとそのセカンドであるダーム・ド・モンローズは同じようなニュアンスをもちつつも品質的には明らかに完全に別のワインでした。なかなか同時に裏表を比べる機会がないので良い経験でした。セコンドワインに対する幻想には冷静な目を持つことができるようになったようです。オルム・ド・ペズはブルジュアクラスですが、ドライフルーツやハーブの香りとタンニンがしっかりしていて、開けてからしばらくの心地よさは仲間との食事に良く合います。ただ、時間がたつと、やはりモンローズのすみれや黒いベリー系の香りにクローブなどのスパイスか混じった複雑な味わいの変化、そして細かいタンニンの余韻の長さやにはかなりの間をあけられてしまいます。

シャトーラグランジュ(3級)はサンジュリアンらしくチャーミングでベリーや花のかおりを持つミディアムボディが良くまとまっていて美味しさがアフターに続き皆さんに好評でした。

赤ワインばかりのラインナップでしたが、一度にボルドーの左岸のみを飲み比べるのはそれぞれの土地の個性、グレードの違いなどを感じることができ大好評で、次回もひきつづきポイヤック、サンジュリアン、マルゴーの比較をすることとなりました。