2016年1月21日木曜日

ブラインド大会

2016年は新年会を兼ねたブラインド大会でした。泡を飲んだ後に、白3本、赤3本を(ブラインドをするのが初めてという方もいたので)、白については品種だけ。赤については、単品種、またはボルドーかを当てるというゲーム感覚でした。

つまみも手を出さず、短い時間に集中してワインを試すというのは、結果的に非常に好評でした。意外、というより、良く知っている人が考えすぎて外すという、「あるある」の結果もありました。2年足らずの方が赤についてはざっくりと全勝という当人もびっくりの良い結果もあり、今後のはげましになったと感じました。

白、赤ともにそう遠くない去年の秋に飲んだ、ボルドー白(ムートンカデ リゼルヴ)とシャトー・ラグランジュを隠しましたが、残念ながらピタリ賞はいませんでしたが近い方もいて進歩を感じました。外せば、逆にどれが、どうして間違ってしまったのかの事を復習して、オープンしてからもう一巡しました。来年のこの時期にもやりたいものです。

ワイン教室の後は場所を移動して、希望者がレストランにて懇親会をしておしゃべりにも花が咲き楽しい夜でした。その会話の中に、何人ものの人が種類を飲み比べて予習をしてきたというのも嬉しいサプライズでした。


2016年1月7日木曜日

泡あわ

例年12月は泡特集で、今年もこれらの泡をダブルの量でいただきました。日本の泡も初めて登場しました。シャルドネメインの軽いスパークリングでさっぱりとした日本食の前菜にはよく合うような気がしました。次にシャルドネでスタンダードな味わいとボディをもつテタンジェを飲み比べました。香り、味わい、パワーでシャンパーニュらしく、比較の後では特にエレガンスを感じました。

エトワールはナパのドメーヌ・シャンドンにてモエヘネシーが作るもので、ワイナリーの「エトワール」というレストランで料理に合わせて飲んだ思い出の品です。もっとも、レストランは現在閉店中ですが、庭の緑の美しさと店内の落ち着き、お料理の洗練さといい泡を最初から最後まで楽しめる数少ないレストランでした。

ヴーヴクリコはノンヴィンテジでありながら深みとミネラル感がしっかりとしたシャンパーニュらしさ、ル・メニルはシャルドネの清楚さ、カサノヴはしっかりとしたボディが印象のシャンパーニュでした。

全体に量が多かったので、いつものように泡のアルコールのまわりの速さに気をつけていたものの、つまみをしっかり食べながらも数種の後に効いてきました・・




ボルドー特集

ボルドー特集ではボルドーブランがこれまでのニュージーランドやカリフォルニアのソービニヨンブランとは違う、セミヨンブレンドのやさしい味わいを確認しました。

2012 キルヴァンはマルゴー3級、セパージュではボルドー種の調合的配合でメルロー的ななめらかさと、カベルネらしいしっかりして細かいタンニンのバランスがとれておいしい。ポムロールの2007 ラ・グラヴェット・ド・セルタンはカベルネ系の配合が多くて、どちらかというと左岸のメドックのような印象。

季節柄ワインをたくさん頂く時期となり、アップが異常な遅さで申し訳ない。

2015年10月29日木曜日

ブルゴーニュ特集

秋らしい乾燥した晴天が続いてワインもおいしく堪能できる季節となりました。
今月はブルゴーニュ、特にボーヌを中心に行いました。

ロジェ・リュケのクレマン・ド・ブルゴーニュの細かい泡立ちと、ブランドブランのやさしい花の香りと繊細な味わいでスタートしました。2013ウイリアム・ルフェーブルのシャルドネは新鮮さと爽やかな酸、切れの良いアフターでマリネ系のおつまみにぴったりでした。2010 ミシェル・カイヨのムルソーはやや黄みがかった色合いでまろやかなアタック通りに口の中でふんわりとかすかな樽香を伴いながら広がり中程度のボリューム感が最後まで続くムルソーらしい特徴がよく出ていました。

2011 メオカミュゼ ボルドールージュは明るい紅色ですみれの香りとサワーチェリーの味わいがある可愛らしいワインでした。2010 サヴィニー・レ・ボーヌ オー・グラン・リアールとプレミエクリュ レ・フルノーが続きました。生産者はETV「日本人ヴィニョロンの妻」で取り上げられたシモン・ビーズのものでテレビを見た方もいて興味が検証となった次第です。色合いは明るめのガーネット、プレミエクリュになると村のクランベリーにチェリーの味わいが加わり、なにより細かいタンニンがしっかりと溶け込んでアフターが心地よく長く、加えて酸とフルーツのバランスが絶妙でブルゴーニュらしさが印象的でした。

今回のおつまみはバラエティもよくなかなかでした。お当番の皆様ご苦労様でした。

2015年9月14日月曜日

カリフォルニア特集

猛暑が終わり年度後半が始まりました。今回のカリフォルニアは太平洋に沿って冷涼地域を主体に南北に選びました。

種類はNVロデレールの泡、2012 ガイザーピークのソービニヨンブラン、2012 オーボンクリマのシャルドネ、ピノノアールはサンタルチアハイランド(2010パライソ)、サンタマリアヴァレー(2010 アルタマリア)、ロシアンリヴァー(2009ダットン・ゴールドフィールド)、そして、ナパのジンファンデル(2010レッドアンドグリーン)、2010 リッジのカベルネソービニヨンというラインナップです。

南に行くに従って果実味が丸く豊かになりつつも、冷涼地特有の酸が引き締め、熟したタンニンが特徴的に現れました。その中でも2009 ダットンゴールドフィールドのピノノアールは果実味だけでない骨格やバランスの良さで突出していました。

リッジは完全なるボルドータイプのワインですが、樹齢のいったブドウの木を想像させる落ち着いた印象と絶妙なブレンド比率を伴って丁寧な醸造がされたことを思わせるバランスの良さがワインに品格を与えています。

2015年7月4日土曜日

ドイツ、東欧特集

蒸し暑い6月に入って胃腸も疲れがちな季節には白ワインをメインに味わいました。

2007 ザンクト・ラウレンティウス・リースリング ブリュットはリースリングのほのかな芳香をしっかりとしたミネラルや酸が支えるおいしいゼクトで大人気でした。また、ラベルもクラシックな美しいもので魅了されます。2011フリッツ・ハーク ブウネベルガー ユッファー トロッケンはやや温かさを感じる上品な香りにミネラル感が混じり、キレの良い酸とともに単品でも堪能できる。

2008グリューナー・フェルトリーナー ベートーベンは爽やかな酸が心地よくアフターまで響く。2012ファンダン・デュ・ヴァレー、2012ピノ・ノアール・デュ・ヴァレーという二つのスイスワインも味わいました。めったに飲むことがないスイスワインでしたが、つまみにグリエールチーズとの相性はばっちりで、フォンデューの味のお供を想像しました。また、2011リンゲンフェルダー ドルフェンダーも普段はあまり飲む機会のないドイツの軽めの赤ワインでしたが、地勢やワイン産地の環境の幅広さという意味でとても興味深い会となりました。

スペイン特集

5月はスペイン特集でした。1+1=3カヴァのブリュット、ブリュットナチュレ。超辛口のブリュットナチュレはキリキリと硬質な感じでブリュットすら甘く感じられるほど。2013 バルミニョール・アルバリーノはアロマティックな印象と、ドライな飲み口が爽やかな季節にぴったり。ルエダの白は穏やかな飲み口で飲み飽きない。2008 ティントペスケラ リゼルヴァはまさに飲み頃でテンプラニーニョのフルーツが適切な熟成で枯れたバラ、ブラックベリーなどの香りや味わいに深みが加わり美味。 2011アルバロ・パラシオスのグラタヨップス ビ・デ・ヴィラはフランス品種とのブレンドで、飲みなれた香りや味わいにテンプラニーニョのスペインらしい土壌の味わいが重なりモダンスペインを堪能しました。そのほかに2種のリベラ・デル・デュエロのワインも味わいました。アップがあまりに遅くて記憶が停滞気味で申し訳ない。

2015年5月11日月曜日

イタリア特集

ワインの種類もスタイルも多いイタリアですが、今回は全体をながめる感じでした。
シチリアのムルゴブリュットは軽快ながらも酸がしっかりしたフレッシュな泡で始まり、2013 コンティダルゴ ゲヴェルツトラミネールはヨーロッパらしい切れと芳香に富んだワイン。つぎに内陸部に入ってソアーベ、フラスカーティと続いた。

つまみの生ハムやマリネにぴったり。赤ワインはトスカーナを中心に2010 マルケーゼ・アンティノリ・クラシコ、 2011 テヌータ・ティンヤネロと続いた。サンジョベーゼのやさしさと少しのカベルネがトスカーナのまろやかでやさしいイタリアの味わい。ルーチェなどと比べるとフランス品週が多すぎくパワフルすぎないのがスーパートスカンでもイタリアらしい。

2011 ガヤ マガーリ・カ・マルカンダはいつものようにモダンなイタリアワインで、イタリア料理のみならず多彩な赤身肉の料理によく合う。

イタリアワインは日本で多く手に入るイタリア食材や料理のためにとても有効な、まさに食事のためのワインであることを実感する機会でした。

2015年4月23日木曜日

オーストラリア特集

3月はオーストラリア特集でした。うっかり写真を撮るのを忘れています、そしてアップロードがすっかり遅くなってしまいました。2月、3月は海外でさすがに毎月それぞれ10日を超す日程ではハードでした。


オーストラリアでは当然、シラーを中心に味わいました。大型のパワフルなものから、エレガント系まで国のサイズ同様に多様でした。2011 カーリー・フラット ピノノアール2012 ボーエンエステート クナワラ シラーズ,2003 ヤラ・イエリング・ドライ・レッドなどが進化したオージーでした。
なにより皆さんをびっくりさせたのがオーストラリア独特のシラーズの真っ赤なスパークリングワイン。 泡が見えないほどの濃い色はスパークリングとしての美観は損ねるものですが口の中でしゅわしゅわで泡を感じるわけです。

ちょっと余談は、サンフランシスコ発祥のブルーボトルコーヒーはどこも小さく混んでいました。手で入れ、店が狭く行列させるところはまるで日本のルーツなんですけど、コーヒーは確かにおいしかったです。ナパ、ソノマは何十年も変わらぬ風景、アリゾナではSFジャイアンツの野球を真近で見て、セドナでパワーアップってとこです。







2015年2月18日水曜日

チリ・アルゼンチン特集

2月は南米特集としてチリ・アルゼンチンを行いました。アルゼンチンでは芳香のあるトロンテス、まろやかなトロピカルな香りと味わいのアラモスシャルドネを味わいました。

アルゼンチンといえば、赤ではマルベックですので、2012 カテナサパタのマルベックとポールホブスがメンドーサで作る2012 ヴィーニャ コポスフェリーノ マルベックを飲み比べました。それぞれが若いので野ばらや完熟プルーンなどの香りと味わいが丸くボリューム感を出していました。カテナの方は地方色たっぷり、一方のコポスの方はやや細身で酸が長くアフターに続く現代的なスタイルでした。

チリのワインでは、今回は特に徹底的なビオ栽培から醸造までの2011 ティパウメ ビオ・オーガニック プレミアムと 2007  アンティアル プレミアムを飲み比べました。

ティパウメは乾燥ハーブ、野ばら、土の印象が香りと味わいにあって、いかにも丁寧に手作りされたワインであることが感じられるワインでした。セパージュがカベルネソービニヨン60%、カルメネール30%、ラクリマクリスティ3%、ヴィオニエ2%と面白いブレンドですが、フィールドブレンドらしい継ぎ目のない各種のブドウが一体感をもってまとまっていました。アフターにヴィオニエの芳香がチラッと感じられ、エレガントな酸をともなったタンニンは滑らかに長き、飲み疲れない、そして手間暇かけた土壌ややさしい醸造が感じられるワインでした。

アンティヤルはカベルネのタンニンをカルメネールのまろやかさが包み込み、シラーの熟したぶどうが感じられるワインでチリの素敵なモダンタイプのワインでした。ティパウメに比べると現代的な感じで、手作りのワインでありながらモダンな味わいで現代に伝統をつなぐワインでした。

2014年12月17日水曜日

シャンパーニュ特集

 年末恒例のシャンパーニュ特集でした。実際はこれらの倍量があったのでフルートグラスに十分の泡を楽しみました。 参加者のうちの10名が実際にグラスにシャンパーニュをサービスする実習も行いました。初めてのサービスの方もいて、とても良い経験になったようです。特に泡の扱いについて注意をして取り扱いました。

学習については、セパーニュの違いに注目して、シャルドネ、ピノノアール、ピノムニエなどの比率の違いが、どのような味わいの違いになるかを確認し、メゾンごとののNVの特徴を覚える絶好の機会となりました。




2014年11月23日日曜日

ボルドー特集

ボルドーの白、右岸、左岸と全体を味わう絶好の機会でした。

2種類味わったボルドー白はソービニヨンブランにセミヨンがブレンドされていることで、新鮮なアプリコットなどの爽やかなフルーツ感がソービニヨンブランらしさに加わり、2種類が似たワインスタイルをもっていることを確認しました。

赤はまず右岸の2006シャトー・ピュイゲローはメルローやカベルネフランの明るく華やかな印象で滑らかなバランスのよいミディアムボディ。2010フルール・ド・ジャン・ゲイ・リゼルブは独特の納屋臭で好き嫌いが分かれました。

左岸に移って、2011シャトー・ド・ペズはまだ若いのでタンニンが強く感じられたがベリー、フルーツ、スパイスも豊富でもう少し時間をおいて堪能したい。2008 カントナックブラウンはペズと比べると「飲み頃」が大切と実感された。丁度良い熟成感、全体がまとまっていた。 

2007 ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは熟成の楽しみと、その他のワインとのグレードの違いをしっかりと感じさせられるワインでした。ベリーやフルーツが湿った腐葉土、タバコ、古木のような感じがまったりと交わり、しっかりした酸と滑らかになったタンニンが支えるエレガントなワイン。なによりも印象的だったのが心地よく品のあるアフターの長さでした。

比較にしたデイリーワインの2011 バロン・ド・ロートシルト プライベートリザーブとではあまりに明快な違いでした。リリー会では家庭の食卓ワインも大事なテーマとしているので、ワインを飲むシチュエーションに応じてワインを選択できるようになるのも目的の一つですから、色々なボルドーを比較することは役立つ経験ではなかったでしょうか。

2014年11月1日土曜日

ブルゴーニュ特集

秋も深まって赤ワインがおいしく感じられる季節で、10月はブルゴーニュでした。

スタートはポール・ショレのクレマン・ド・ブルゴーニュ。シャルドネだけのブラン・ド・ブランは白い花の香りや金柑の味わいをもつフレッシュな泡。
続いて、2010ヴァンサン・ジラルダン ブルゴーニュブラン、2010ジョセフ・フェブレ マコンヴィラージュの爽やかさとコクのある白ワインを飲み比べました。

赤にうつって、2010フェブレ コート・ド・ボーヌ ヴィラージュは軽めの赤でチェリーの愛らしい味わい、2005 モアラー・グリヴォ ヴォーヌロマネ プリミエクリュ オーマルコンソールは深いルビー色でブルーベリー、カシスなどの香りに熟成を感じさせる心地よい腐葉土とソテーしたキノコのような湿った味わいにスパイス感が伴ってふくらみのある果実に酸と熟成感が加わり、細かいタンニンがなめらかになってバランスよい飲み頃。

2009 ドメーヌ・ロベール・シェヴィヨンのニュイサンジョルジュ プレミエクリュ レ・シェニョはしっかりとした果実の香りと熟した赤いベリーや野いちごなどの味わいが力強く、酸とミネラル感を伴ってサンジョルジュらしい皆に愛されるキャラクター満開。 2002 ルー・デュモン レアセレクション ヴォルネイはその前の2本とくらべると、レンガ色のニュアンスを示す淡めの色で熟成が進んでいることはすぐわかる。香りは干しアンズや紅茶のニュアンス、味わいは色が示すように軽快でタンニンより酸が主体のアフターでやや峠を越した感がある。

ブルゴーニュのピノノアールの生産場所、生産者、ヴィンテジなどの違いを比較しました。



2014年9月17日水曜日

ローヌ

ドメーヌ・ロレンス クレマン・ド・リムーはまだ暑さが残る夕べには清涼でした。シャンパーニュ方式で作られており通常のシャルドネやピノノアールに加えてシュナンブランやモーザックが含まれているので若いのに蜂蜜のような味わいやら、花の香りが特徴的でした。バンドール・ロゼはオニオンスキンの色合いで心地よい苦みを伴う辛口で魚のアペタイザーにぴったりでした。

ギガルの2009 クローズ・エルミタージュは軽やかな飲み口で口ならし。次に2009 ポールジャブレ ジゴンダスはしっかりした黒ベリー系の香りに厚みのある味わいで人気がありました。2011 クロ・デュ・カイユ・コート・デュ・ローヌ ブーケ・デ・ガリーグも濃い口の黒ベリーや熟したプルーンなどの香りと味わいに、しっかりした酸や控えめながらまろやかなタンニンで全体的なバランスが良い。 

2005 シャトー・ボーカステル シャトーヌフパプは13種にのぼる地元の品種が混ぜられているのが納得される複雑さと熟成を経た統一感で、圧倒する完成度でした。甘草のような甘いハーブやら、乾燥ポルチーニが思わせる野性的な濃縮感のある香りや土のニュアンス、よく熟したプルーンやベリー系の味わい、なめらかなタンニンなど満喫できるワインでした。

2014年8月28日木曜日

2014年7月 ドイツ、中欧 など

30度を軽く超えてしまうような東京では、夏のワインは白がおいしい。2011 クロスターエーバーバッハのラインガウ ゼクトはリースリングの発泡酒ですが辛口キリリでスタートにぴったり。2011 ピースポーター ゴルドトロッフェンはアルコール度も9度でモーゼルらしい中甘口で胃にやさしい。次にハンガリーの2011 トカイフルミントは梨のような香りに心地よい苦みが交じって口をリセットしてくれました。

次は2011 クノール グリューナーフェルトリーナー クロイトレスは骨格がしっかりしていてフルーツ感、酸味がしっかりした深さと厚みを感じるとてもおいしいオーストリア白。

赤は2010 ヤルデン カベルネソービニヨン。イスラエルの北部ゴラン高原のワインですが、近代的なニューワールド的なワイン。ここから普段飲むことが少ないグルジアの2011 キンズマラウリ タマダ。野性的な香りと味わいで個性的。2010 ポステュップはクロアチアのプラヴィッツマリを使用したワインで、カリフォルニアのジンファンデルのルーツのようなワインですが、こちらも野性的な日常ワインの雰囲気。ワインとして確立している優良ジンファンデルに先を越された感じは拭えない。

最後は2006 サンタサラ プリヴァットというブルガリアのワイン。これは現地で買ってきて飛行機で運び我家のセラーで保存していたので、状態が非常によくワイン発生地でもあるトラキアヴァレーのワインに近代的なワインメイキングが応用されて飲み頃の熟成も加わり、ワインのルーツ、変遷、進化が感じられました。

2014年6月22日日曜日

ロワール特集

ロワールの河口から河上までをたどる楽しい企画でした。梅雨に入って体調を崩しがちな季節には軽快なワインがぴったりでした。

クレマン・ド・ロワールで心地よい泡がまず夕刻の始まりをつげ、太平洋に近い2012 ミュスカデ・エ・セーブル シュールリーはオーデコロンのような淡い花の芳香を伴い、アフターに少しの苦みをもつフレッシュなワイン。2012 ヴーヴレ・セック キュヴェ・ド・シレックスはセミヨン種のほのかな甘い印象に豊富な酸とシレックス土壌のミネラル感が混じってドライなワイン。2012 サンセール ブラン (ドメーヌ・トマ)は爽やかでキレのよい酸味が次の2012 ピュイ・フュメ(ドメーヌ・エリック・ルイ)のやや丸みのある酸と固い梨などの果実感を伴ったミネラル感の味わいと対比して興味ぶかい。

2002 シノン クロ・ディ・ソレは熟成されたカベルネフランで明らかに熟成の入ったオレンジの色合いが見える。やや樽香の味わいがドライベリーの味わいより強くなっている印象。 2012 ル・ヴォージョミエ サン・ニコラ・ド・ブルグイユ(ドメーヌ・コテルレ)は濃いルビー色でサワーチェリーやブラックベリーの香りがそのまま味わいに移り、嫌みのない樽熟のボリューム感をともなって非常にの見応えがある。 2008 ソーミュール・シャンピニー ル・クロ(クロ・ルジャール)はブルグイユを超えるベリーやドライプルーンの香りが味わいに続き、グリーンペパーのようなスパイスも加わり、タンニンの心地よさとアフターの長させ秀逸でした。

赤ワインについては、すべてがカベルネフラン100%でカベルネソービニヨンに比べて全体的に明るい色合い、華やかな花の香り、レッドベリー、鉛筆の芯や野菜の茎のような味わい、やや軽めのタンニンなどこれまでに学んできたカベルネソービニヨンとの比較にとてもよい学習になりました。

2014年6月12日木曜日

スペイン特集

フレシネ レゼルバ・レアル キュヴェを最高級をカバの見本として味わいました。奥行きと厚さ、アフターの長さで満足のゆく泡でした。ただ、カバとしてはお値段がシャンパン並みなのが好みで分かれるところでした。

アルバリーニョはさわやかなキレと花のような香りで冷たく冷やしてこの季節にはおいしく感じました。

スペイン固有品種のメンシア種をペタロス ホセ・パラシオスは新進製造者に名前を恥じないとてもおいしいモダンな作り。メルローを思わせる妖艶なワインになっていました。マルケス・デ・リスカルはドライチェリーや土のニュアンスに伝統的な樽香がまざったリオハの故郷のような味わい。ペスケラティントは明るい色合いのとおりの、ミディアムボディのチャーミングなフルーツ感が魅力的。 

1997 ティラントはプリオラートのロラントラのものですが、いわゆる現代スーパースパニッシュに共通する、グルナッシュやカリニャンにカベルネソービニヨンとメルローを混醸したもので、枯れたバラ、チェリー、カシスリキュール、ドライハーブやシナモンなどのスパイスに土やミネラル感が混じりアフターも長く、地方色と現代色がまざった深く飲みごたえのある充実感を感じるワインでした。

最後はエミリオ・ルスタウのアモンティヤード・オロロッソ。やや厚みのあるアモンティヤードはドライなシェリーで口の中をリセットしてくれるおいしさでした。

2014年5月3日土曜日

ナパ特集

3月下旬よりナパに行ってきましたので新しい資料加えてナパワインを楽しみました。しみん講座修了生の多くの方がリリー会に参加していただき、とても活気ある教室となりました。グリーンアンドレッド
はナパヴァレーの東側の急斜面にある畑で洗練されたジンファンデルの作り手でザップでも人気常連です。車内で頭が天井にぶつかるほどのごつごつした急斜面を登って畑につきました。教室では畑の頂にあるティップトップのワインが供され、ざくろや赤系のベリーの香りとしっかりした酸や軽やかなタンニンで日本の料理に応用性が広い感じです。アローウッドとヒルファミリーのシャルドネはカリフォルニアらしいオレンジの花やメロン、バニラなどがフレンチオーク樽熟成の厚みをもったミディアムボディで非常に人気がありました。

スノーデンリザーブは1998で15年の熟成の後で色合いは熟成がわずかに入った変化がみられましたが香りも味わいもまだまだ可能性を感じるワインでした。
スノーデン家のブドウはカリフォルニアを世界的に有名にしたウニアルスキーの作ったスタッグスリープのカベルネに30%のブドウを提供してきた古くからの栽培家でブドウの品質は折り紙つきでした。カシス、ブラックベリー、ドライハーブ、ココアなどカベルネらしさがやさしく現れていました。ナパでは30年前のスタッグスリープ時代やシルバーオーク提供時代のワインもいただき実力の歴史を感じました。

2014年2月27日木曜日

イタリア特集

まず、写真を撮るのを忘れて失礼します。
イタリアは地方毎に何度か行ってきたので、今月は全体を比較してみました。

まずは、2011 バガデビ・ディ・ロマーニャは微発泡ワイン。軽やかな泡は爽やかさにあふれスターターとしてぴったり。2012 ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミアーノはトスカーナを代表する白ワインで、淡いカリンのような香りのミディアムボディでアフターの心地よい苦みをもつミディアムボディの白ワインで、イタリアらしい、ボディとすっきりとした酸がとてもチャーミング。トスカーナといえば、当然キャンティクラシコで2010ファンテルトーリ。カベルネソービニヨンに似たしっかりしたボディにシラーの暖かさ、ピノのやさしい粘着性のようなものにイタリアらしいしっかりした酸にタンニンを伴うおいしいワインでした。

アドリア海に面した2008 マリナ ツヴェティッチ モンテプルチアーノ ダブルッツオは南の太陽が感じられるまろやかな果実味と灌木のような香りと味わいで地元品種ならの骨太感が伴う。2007カナヤ セレッツイオーネ ゴールドロッソ ヴェロネーゼは陰干しパッシートによる干しぶどうのような甘みや乾燥果皮の渋みが特徴で好みは分かれました。

2003 ゾッコラーロ バローロはまさに飲み頃でネッビオロ特有のやや色味が薄いなかでオレンジ色のエッジに腐葉土や枯葉のニュアンスを伴ったベリーやチェリー、たばこの葉のような香りが混じわり、口にふくむと粘着性の感じられる全体をまとめるバランすのよい味わいのしなやかさに、細やかに溶けこんだタンニンと途切れない酸が長く心地よいアフターとなりいつまでも余韻が楽しめるワインで良いイタリアワインの熟成の美しさを満喫しました。 

(会社を半休にしてまで広範囲におつまみをそろえてくださった)イタリアンおつまみもお皿にあふれるばかりで、比較的簡単においしいものが手に入るイタリア料理にイタリアンワインは食事と共に更に価値を増すワインの醍醐味を堪能できました。

2014年1月12日日曜日

シャンパン特集

年を締める恒例のシャンパーニュ特集でした。毎年のことなので、それまでに味わったことのないメゾンを中心に行います。

今年はランスで仕入れてきた2000ポル・ロジャー キュヴェデリゼルブと1999ローランペリエ リゼルブがNVに比べて、特にポルロジャーにはカリンの香りやアカシア蜂蜜の味わいも加わり良いシャンパーニュの熟成が感じられました。一方、ローランペリエはフレッシュさと酸が持続され個性がしかりと表現されていました。私の個人的な好みではポル・ロジャーの方が良いシャンパーニュらしい変化が絶妙でした。

NVではデジレ・デュルダン、デューッツ、オーストリアのヴァイナー・ゲミシュター・サッツなどが加わりました。